『将来やりたいことを、じっくり考えて見つけてください』

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【教師】 形山 満志 ※現在、鷗州ハイスクール西新校・宇部校・山口校で高校部の数学を担当。松﨑くんを高1〜高3まで指導。また、九州大学工学部出身で松﨑くんの大学の先輩にあたる。
【生徒】 松﨑 隆文くん

松﨑くんの通塾履歴】

  •  中3:西新校に入塾。
  •  福大附属大濠高校に合格!⇒進学。
  •  高1〜高3:鷗州ハイスクール西新校に通塾。
  •  九州大学工学部機械航空工学科に見事現役合格!⇒進学。
  •  大学2年の後期、機械航空工学科のコース分けで、航空宇宙工学コースを選択。
  •  2010年4月、九州大学大学院工学府(航空宇宙工学専攻)に進学。
  •  2011年6月、大手メーカーに就職内定。

先生:待ってました!元気そうだね。まずは、就職内定おめでとう。

松﨑:ありがとうございます。

先生:景気の悪さや震災の影響もあって、今年の就職活動は特に大変だったのではないですか?

松﨑:はい。震災の影響で、企業の採用試験日程が軒並み1・2か月遅れましたが、僕の就職活動はとてもスムーズにいきました。航空機のエンジンを造りたいと思っていたので、いろいろ企業研究をしましたが、希望通りの会社に内定がもらえてわくわくしています。

先生:これ見て!(九大の合格発表の後にとった松﨑くんの合格インタビューを渡す。)この時、「将来の夢は、Made in Japanで世界一の航空機を造ることです」と言っていたのを覚えていますか?大学に入る時の夢をそのまま抱き続けて、それが現実になろうとしているね。

松﨑:懐かしい!でも恥ずかしい。九大に合格して先生の後輩になった時のインタビューで、そう言っていたんですね。すっかり忘れていましたが、もうびっくりです。

先生:今日は、後輩たちに向けて、高校生の時の勉強や大学での様子、最新の就職活動など、いろいろ教えてくださいね。まずは、就職活動について教えてください。
※就職活動は、一般的に学生1人あたり数社から数十社の採用試験を受け、1次選考が書類審査、2次選考以降が複数回の面接やグループディスカッション等という流れになります。理系学部では、このような形に加えて、企業の研究開発部門へ学校推薦で就職するというケースも多くあります。

松﨑:大学院では、研究室での実験・研究を頻繁に抜けられないこともあり、就職試験を次々に受けに行くということはありませんでした。僕たち理系の学生の就職活動は、ほとんどが学校推薦です。具体的には、企業の推薦採用人数枠が「○○大学の○○学部で○人」のように設定されていて、学生は就職したい企業があればその希望を大学に提出するんです。学生間で重複してしまった場合は、成績等を見て推薦学生を決めるというものです。しかし、学校推薦がもらえても100%採用というわけではなく、複数回行われる採用試験で不合格になる場合もあります。

先生:採用試験は、成績だけでなく人間的な部分も考慮されるので、実際の面接試験での受け答えで相手に与える印象が良いかどうかも非常に重要ですね。企業の人事担当者に「採用したい」と思ってもらえるかどうかが勝負だと思います。では、実際の就職の流れはどうでしたか?

松﨑:はい、僕は大学院1年の秋に合同就職説明会に行きましたが、自分から直接企業に応募するといったことはなかったです。大学院1年の2月に、企業推薦枠が出たので、航空機エンジンの開発ができる企業に絞って応募しました。そして内定をもらえた会社を就職希望先として大学に伝えました。枠は3人あったので、人数の調整はなかったです。実際の就職試験は、5月中旬にSPI試験(適性検査)、6月上旬に専門分野の筆記テスト+技術面接、6月中旬に最終面接と合計3回の選考でしたが、スムーズにいきました。

先生:松﨑くんはどの企業でも欲しがる人材だと思うので、就職活動もスムーズなのは当然の結果だと思いますよ。松﨑くんは、100年以上の歴史を持つ九大フィルハーモニーオーケストラに入って、バイオリンをやっていたね。大学に入学したあと、「六本松のサークル棟で練習しています」と言っていたけど、キャンパス移転で、六本松キャンパス全体がすっかり更地になってしまったね。先生も学生の時、六本松サークル棟にはよく出入りしていたので、なくなって本当にさみしいです。そういえば大学3年の時は九大フィルの幹事長も務めていたよね。この時の九大フィルのホームページを見ましたよ。そこに松﨑くんの幹事長あいさつが掲載されていましたね。部員100名を代表しての言葉は立派でした。

松﨑:九大フィルでは、天神のアクロス福岡で定期演奏会が年に2回ある他、幼稚園や小・中学校、あるいは老人ホームなどの施設を訪問したりして、忙しい時もありました。みんな熱心なので、とても充実した日々でした。

先生:では、学部・学科についての話に移ろうか。九大の機械航空工学科の定員は170名(現在は169名)で、大学2年時にコース分けで機械工学コースと航空宇宙工学コースに分かれるよね。航空宇宙工学コースは、そもそも定員が少ないし、また宇宙飛行士の若田 光一さんがこのコースの出身ということもあって人気が高く、かなり成績が上位でなければ希望通りにならないと思うけど、そのあたりはどうだった?

松﨑:僕らの時は、機械か航空宇宙か希望のコースを出したあと、大学2年の夏休みにコース決定の通知が掲示されました(※現在は大学2年の初めから各コースに分かれる)。コース決定は、大学入試での成績と、大学に入ってからの成績で決まります。希望の航空宇宙コースに入るため、大学の試験・レポートなど、きちんと手を抜かずにやりました。

先生:では、松﨑くんの大学院での研究テーマについて、簡単に教えてください。理系の学部志望の高校生は、きっと興味をそそられると思います。

松﨑:はい、まず研究テーマは「グラフェンの熱輸送特性に関する研究」です。グラフェンとは、炭素原子が六角形の格子状に並んだもので、グラファイトという炭素から成る鉱物がはがれて、原子1個分しかない単一層になったものです。さまざまな炭素材料のもとになります。

先生:グラフェンといえば、去年のノーベル物理学賞で話題になりましたね。炭素系の新素材は、強度が高い・熱を伝えやすい・電子を流しやすいなどの優れた性質を持っていると言われています。このため、エレクトロニクス(電子工学)や環境分野など多くの分野で注目され、多くの大学や研究所で研究されているのですね。

松﨑:現在は、グラフェンの熱の伝わり方が、さまざまな干渉によってどのように変化するのかという点を、コンピューターを使ったシミュレーションで調べています。このシミュレーションは九大のスーパーコンピューターで処理をしてもらっていますが、1つの処理で数日から1週間程度かかります。

先生:あと数年、数十年すると研究も進み、優れた特性を持つ究極の素材が実用化されていくのでしょうね。楽しみです。では、高校での勉強と大学での勉強の違いや、受験勉強について、高校生向けに話してください。

松﨑:高校の勉強は、クイズ的な要素がかなりの部分を占めると思います。つまり、知っているか知らないかということです。分かっていること(解明されていること)を勉強していくので、時間をかけてやれば必ずできるし、何とかなるはずです。しかし、大学での勉強・研究は、未知のものを切り拓いていくものなので、1つの見解が出てもその後さらに別の課題が見えてきます。また、やってもやっても結果が出ないこともあります。こう考えると、高校での勉強は、やればやるだけ必ず結果がついてくるものだと思います。模試などですぐに高得点が出なくても、「焦らずに取り組んでいけばなんとかなるはず!」と思って前向きに入試に向かってほしいです。

先生:松﨑くんは、中3から高3までずっと鷗州塾生だったね。特に高3の時は、授業がない日も塾に来て勉強していたのが印象に残っていますよ。また、後輩たちの前で、受験に関する体験談を話してもらったこともあったね。今振り返って、中3から高3までの鷗州塾での勉強はどうでしたか?

松﨑:そうですね、高1・高2のころは、毎日というわけではなかったですが、高3の時は、毎日塾に来ていました。学校が終わったら直接塾に来て自習室で勉強して、授業を受けて、また自習室で勉強して帰るというのが習慣になっていました。高3の時には、中3生に僕の高校入試での体験談などを、ちょっと先輩面して話しましたが、逆に自分もしっかりしなくてはいけないと気持ちが引き締まりました。塾では先生に質問もよくしましたね。鷗州ではどの先生にもよく声をかけてもらって、良い雰囲気の中で勉強ができたと思います。

先生:最後に、後輩たちに向けてメッセージをお願いします。

松﨑:大学生活を有意義なものにするためにも、大学に入る前に、自分が将来やりたいことをじっくり考えて見つけて、それが実現できるような大学・学部を選んでください。そして、大学に入ってからは、自分の将来の夢を実現できるように何事も一生懸命頑張ってください!

先生:今日は本当にありがとう。来年は社会人1年生ですね。福岡に帰省したらまた近況を教えてください。頑張ってね!

2人:笑顔・笑顔・笑顔

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